Berimbau(ビリンバウ):Capoeiraの楽器
- chibacapoeira
- 2014年10月21日
- 読了時間: 2分
カポエイラでは体術の他に、「音楽」が欠かせない要素のひとつです。
カポエイラの動きはこの音楽のリズムによって支配されているとも言えます。
その一方でこのリズムリンクし、相手の動きと調和できるカポエイリスタのジョーゴ*は、観ている人々を魅了します。
ここでは、この重要な音楽を奏でる主役の一つ「ビリンバウ(Berimbau)」という
楽器を紹介します。
【用語】
*ジョーゴ:2人がカポエイラで対峙すること。直訳としては試合。

★ビリンバウ:Berimbau
ビリンバウは、ブラジルに生息しているビリーバと呼ばられる木の幹から作られます。その幹にワイヤー張り、弓状にしたものに”ひょうたん”の一種を乾燥させた器を紐で括りつけます。(右図)
これが本体となり、小石とともに片手で持ち、もう一方の手に持った菜ばし状の棒で弦となったワイヤーを叩いて音を奏でます。この時、棒を持った手にカシシと呼ばれる楽器も持ち、同時に音を鳴らします。(下図)

本体に括りつけられたひょうたんは、スピーカーの役割をして音を増幅させ、独特の音を奏でます。また、ワイヤーを打つときに、本体と一緒に持った小石でワイヤーの一部を押さえたり離したりすることで、いくつかの音階を作ることが出来ます。
とは言えシンプルな作りで、音階も少ない楽器なのですが、本番のホーダではひょうたんの大きさが異なるビリンバウを3本*が絶妙なハーモニーを作り出し、カポエイラの独特のリズムとメロディーを作り出します。
*団体・スタイルにより使用する本数は異なります
実際の演奏風景
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